熱処理用語

ステンレスの鋭敏化(えいびんか)

オーステナイト系のステンレスを加熱すると耐食性・耐酸性などが低下します。これはステンレス鋼が鋭敏化することで起こリます。鋭敏化を解消するためには、再度、溶体化処理をする必要があります。
熱処理用語

球状化焼なまし|炭化物を球状にして柔らかい硬さを得る

球状化焼なましは、鉄鋼の熱処理の焼なましの1種です。炭化物を球状化することで柔らかくしたり、焼入れしたときに均一な組織にするために行われます。
鉄鋼の熱処理

鉄鋼の「焼なまし」にはどんな種類があるのか

焼なましには、JISでは6種類の種類があります。ここでは、市販されている鋼材の状態や、変態点から見る焼なましについて、完全焼なまし、球状化焼なまし、低温焼なましなどの内容や注意点などを説明しています。
熱処理用語

トルースタイト|フェライトとセメンタイトの微細組織

トルースタイトは、焼入れ中にも焼戻し中にも生じます。フェライトとセメンタイトの層状組織が微細な状態のもので、パーライトやソルバイトも同様の形態です。
熱処理用語

残留オーステナイトの安定化と消失

残留オーステナイトは焼入れで加熱してオーステナイト状態に変化した組織が焼入れ後にも組織の一部として残っているもので、不安定で経年変化しやすく、消失させるか安定化しておくのが望ましいでしょう。
熱処理用語

「エコーチップ」|簡単便利な硬さ計

ポータブルな、反発硬さ計の一種です。この「equotip(エコーチップ)」は商品名です。(エコーチップのカタログより)硬さ方法の1つである、「反発硬さ」は、「硬いものは、跳ね返り強さが大きい」ということを指標化した硬さです。この原理を用いた...
熱処理の話題

熱処理で使われる「単位」や「規格」のはなし

熱処理に関する単位はSI単位系に沿うことになっています。硬さは特殊な指標でそのままでOKですし、温度もケルビンではなく℃のままでOKです。しかし、熱処理文献や資料が古いものが多いので、SIへの移行はかなり時間がかかりそうです。
熱処理用語

熱処理での硬化深さ

硬化深さとは、熱処理(焼入れや表面熱処理)などで硬化した表面からの深さ・距離を言います。高周波焼入れなどの表面熱処理については、JISに 有効硬化深さ、全硬化層深さ、最小表面硬さ、有効硬化層の限界硬さなどが定められています。有効硬化深さ :...
熱処理用語

空冷|大気で冷却して冷やすこと

空冷(くうれい)は熱処理の加熱後に冷却するときに空気を用いて行う冷却で、少し早く冷却する場合は、ファンを併用します。空気焼入れ鋼は、空冷でも硬化する焼入れ性の高い鋼をいいます。
熱処理用語

熱処理品のひずみ取り(歪とり=矯正)

熱処理時に生じた曲がりや変形を修正することが「ひずみ取り」で、冷間でプレスなどで加圧する以外の方法も行われています。